「恋は論破できない」9

ヤングガンガン2021No.02本日発売です。
第一第3金曜日発売ですが、今年は第一金曜日が元旦なのでイレギュラーですね。
恋論9話掲載です。
よろしくお願いします。
今回はシンパシーとエンパシーを現人くんが考えつつ相変わらず明後日の方向にぐるぐるするお話です。
シンパシーとエンパシー。
最近ちょくちょくキーワードとして目にするようになりましたね。
こちらの本がきっかけかなと勝手に思ってますけどいかがでしょうか?
ベストセラーなので読まれた方も多いと思います。
実は私、シンパシーとエンパシーの違いを意識したのはこの本からなんです。
それまで共感的な現象をざくっと「シンパシー」でひとまとめにして雑に使ってました。
多様性の重要さが叫ばれる昨今。
多様性の確保は、生物が生き残るための戦略。
地球誕生から、その時の環境に特化した生き物は必ず来る環境変化に対応できず絶滅して来ました。
多様性、多様性って声が大きくなったのは変化が激しい時代に入ったからなのか。
生き残りをかけて遺伝子レベルで要求されてるからなのか。
・・・うん、こっちの方向に頭を巡らせると「恋論」じゃなくなっちゃうからこれはここまで。
まるいちとかで考えよう。
で、そういう時代には「エンパシー」は意識して身につけねばならない能力だと思いました。
多様性を受容しつつ分断しないために絶対必要な力。
前述の本によると英国ではエンパシー教育に力を入れているとのこと。
すごいなあと心から思った次第です。教育で、学校のカリキュラムでやっちゃうんだ〜、と。
自分も身につけねばなあ、と。
しかし、カタカナ語はイマイチとっつきにくい。
明治の人々が「経済」やら「文化」やらを日本語にしたみたいに、
優秀な和製漢語を誰か作ってくれないかなあ。
あ、私ずーっと考えてるんですけど全然思い浮かびません。
やっぱ言葉って考えを血肉化するためには必須なんでしょう。
「経済」を「エコノミー」のまま使ってたらここまで浸透しなかったろうなあ。
明治の人、ホントにすごい。
現人くんもバシっと結論出したわけではないので、またぼちぼち悩んで行きましょう。
あーでもないこーでもない、と考えるのが血肉化に一番必要な作業だと思ってます。
その中で言葉は生まれて来るかもしれませんね。
とか考えたのが最初ですが、漫画自体は相変わらず現人くんがお間抜けに悩むだけです(笑)。
でも、現人くんの頑張りに対して和ちゃんがちょっと変化しますよ!
気楽にお楽しみいただければ嬉しいです。
ちなみに、こちらは流行に乗ろうとして、途中で腰が引けて中途半端ヘタレになった表現です。
・・・だってまだ列車に乗車してないし・・・
ねずこかわいい・・・好き・・・。